SIP-EM4

SIP-EM4
線状柔軟物マニピュレーション可能なロボットハンド

1]開発目的

 課題

食品の盛り付け作業では,付加価値として見映えを考慮する必要がある.この盛り付けの自動化が求められている.自動化のためには盛り付けを行うロボットハンドが必要である.必要とされている機能は,食材のハンドリング,食材の整頓,食材の配置,である.ケーブルなどの取り回しを少なくするため,可能な限り必要とするモータ数は少ないことが望ましい.

 解決方法

ロボットハンドにガイドレールを設け,レールに沿って動かすことで,単一モータで,食材の把持・整頓・配置を実現する.

2]構造

 ・単一の電気モータで動くリンク構造からなるロボットハンド

 ・ガイドレールを有しており,ロボットハンドはそのガイドレールに沿って動作する.

3]結果

 ・麵形状の線状柔軟体を把持・整頓・配置することを実現した.

 想定対象物

 ・麵やひも,ワイヤーなどの線状柔軟体.

4]参考情報

 ・石川素晴,西村斉寛,渡辺哲陽, 「線状柔軟物マニピュレーション可能なロボットハンドの開発」, 第23回ステムインテグレーション部門講演会(SI2022),2022

 ・特許現在は保有していない(特許申請は検討中)

[5]担当者

 金沢大学 渡辺哲陽 (twata@se.Kanazawa-u.ac.jp)




ロボットハンドの動作

麺形状の物体を把持・整頓・配置


作業方法

      整頓前

      整頓後




手作業





ロボットハンド