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SIP公開シンポジウム in 広島 2022年9月1日

ロボット技術の新分野展開を可能とするエンドエフェクタとは?
- ロボットエンドエフェクタの機構と知能 -
SIP公開シンポジウム in 広島
日時:2022年9月1日(木)13時00分~17時00分
開催形態:現地開催とオンライン開催のハイブリット形式
現地会場:ホテルグランヴィア広島 4階 悠久
〒732732-0822 広島県 広島市南区松原町 1番 5号
(JR 広島 駅直結, https://www.hgh.co.jp/access/ access/)
主催:戦略的イノベーション創造プログラム( SIPSIP)第 2期フィジカル空間デジタルデータ処理基盤
「CPS 構築のためのセンサリッチ柔軟エンドエフェクタシステムの開発と実用化」
http://www.ritsumei.ac.jp/~kawamura/sip/
https://sip sip-sses.net/
協力: 経済産業省 中国経済産業局

開催趣旨

ロボットが多くの作業現場に導入されるためには、対象物をハンドリングする適切なエンドエフェクタが必須となる場合が多い。既存のエンドエフェクタでは利用が困難な作業も多く、食産業や農林水産業など今後の新しい分野へのロボット事業化のためには新しいエンドエフェクタ開発とその技術の体系化が有用となる。
本シンポジウムでは、SIP第2期フィジカル空間ディジタル信号処理基盤の「CPS構築のためのセンサリッチ柔軟エンドエフェクタシステム開発と実用化」において開発されてきたエンドエフェクタの成果報告を通じて、今後どのようなエンドエフェクタが必要かを議論する。その中で、アカデミアを中心に剛体のエンドエフェクタの機構と制御がどのように発展し、産業界ではどのようなエンドエフェクタが利用されてきたかを概観する。これらの議論を通じて、今後エンドエフェクタの機構と知能をどのように設計すべきかを参加者で検討したい。

プログラム(敬称略)

司会:加古川篤(立命館大学 総合科学技術研究機構 准教授)

13:00 挨拶・中国経済産業局の取り組み紹介

中野伸二(経済産業省 中国経済産業局 地域経済部 参事官(自動車・航空機・産業機械担当))
岡田猛(経済産業省 中国経済産業局 地域経済部 課長補佐(自動車・航空機・産業機械担当))

13:10 SIP成果報告講演

「立命館大学が取り組むSIPプロジェクトの概要とエンドエフェクタ開発」
川村貞夫(SIP-SSESプロジェクト代表者/立命館大学 特別招聘研究教授)

13:40 特別講演1(講演30分,討論20分)

「アカデミアから見たエンドエフェクタ開発の歴史」
小澤隆太(明治大学 教授)
討論 司会: 平井慎一(立命館大学 教授)

14:30 特別講演2(講演30分,討論20分)

「産業現場におけるエンドエフェクタの現状と課題」
小平紀生(FA・ロボットシステムインテグレータ協会 参与)
討論 司会: 岡田智則(SIP-SSESプロジェクト事業化推進 副事務局長/アドバント株式会社 代表取締役)

15:20 休憩

15:30 SIP成果技術発表(各20分)

1)「空気圧柔軟エンドエフェクタの設計開発」
王忠奎(立命館大学 准教授)
2)「把持形態可変機構を有した力制御ロボットハンドの開発」
野村方哉(株式会社人機一体)
3)「低摩擦ギアード電動モータを用いた接触利用可能なグリッパ開発」
加古川篤(立命館大学 総合科学技術研究機構 准教授)
4)「対象物のサイズ変化に対応するパラグラハンド開発」
西田亮介(株式会社チトセロボティクス 代表取締役社長)

16:50 総括

川村貞夫(SIP-SSESプロジェクト代表者/立命館大学 特別招聘研究教授)

17:00 個別意見交換/名刺交換会 ※現地のみ